肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)

 
肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)【ラグー・ピカンテ・ディ・カルネ・エ・ファジョーリ/チリ・コン・カルネ】

Ragù piccante di carne e fagioli/Chili con carneラグー・ピカンテ・ディ・カルネ・エ・ファジョーリ/チリ・コン・カルネ

唐辛子をチリパウダー、豆をレッドとすれば、メキシコ国民食「CHILI CON CARNE」(チリ・コン・カルネ/チリ・コン・カーニ/チリコンカン)にあたります。

肉と豆のラグーは、調理が非常に簡単で、古典的な肉のラグーのバリエーションとして作られるおいしいソースです。

ボロネーゼ/ボローニャ風肉煮込みのタリアテッレ



パスタの味付けに最適ですが、あらゆるレシピの古典的なラグーの代わりにもなりえます。

この肉と豆のスパイシーなラグーは、古典的な味で久しぶりに再訪してくれたゲストを驚かせるのに最適で一口目からゲストを魅了します。

使用する唐辛子をチリ(メキシコの唐辛子)パウダーに替えるとメキシコの「CHILI CON CARNE」(チリ・コン・カルネ/チリ・コン・カン)と同じレシピになります。

通常、レッドビーンズをはじめとする豆類をミックスして調理しますが、今回は在庫の関係で豆は大豆を使用、乾燥大豆の下処理はこちらをご確認下さい


肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)材料6人分

牛ひき肉500g
ミックスビーンズ300g(調理済み:乾燥は135g|代用:豆類)
トマト400g
玉ねぎ1個
唐辛子粉末適量(CHILI CON CARNEの場合:チリパウダー)
オレガノ適量
クミン適量
コリアンダー適量
オリーブオイル適量
塩適量

1人分:約338カロリー


肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)調理工程(約60分)

STEP1 今回は、在庫の関係で大豆を使用しました。乾燥大豆を使用する場合の準備は上部紹介文中のリンクをご参照下さい。

テフロン加工された大きな鍋にオリーブ オイルを少量入れて加熱し、牛ひき肉を加えてよく混ぜながら炒めます。

その間に玉ねぎの皮をむき、みじん切り、唐辛子をすり鉢ですり下ろしておきます(3本分)。

肉の色が変わり粒状になってばらけたら、みじん切りにした玉ねぎを加え、下塩をして炒めます。
肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)【ラグー・ピカンテ・ディ・カルネ・エ・ファジョーリ/チリ・コン・カルネ】の調理工程1
STEP2 玉ねぎからでてくる水分が再吸収されたら、水気を切った皮をむいたトマト、お玉2杯の煮汁と一緒に豆、塩ひとつまみ、香辛料、香草類を投下します。

皮をむいたトマトをフォークで崩し、ラグーを蓋をせずに混ぜて、中程度の火にかけ、約40分煮込んでいきます。

お好みで仕上げ用のコリアンダーのみじん切りを少量確保しておきましょう。
肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)【ラグー・ピカンテ・ディ・カルネ・エ・ファジョーリ/チリ・コン・カルネ】の調理工程2
STEP3 煮込みが完了したら、塩味をチェックしてしあげです。

皿にもりつけて、お好みで仕上げ用コリアンダーを散らして完成です。
肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)【ラグー・ピカンテ・ディ・カルネ・エ・ファジョーリ/チリ・コン・カルネ】の調理工程3

肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)の調理ポイント

更新料や香草を中心として調理するラグーの為、比較的短い時間で調理が完了します。

辛みのベースとなる唐辛子量は1人前あたり唐辛子1/2本として、調整しています。お好みで調理完了後にチリパウダー等を追加する形が間違えないと思います。


肉と豆のスパイシーなラグー(チリコンカン)についてマスターの言及

投稿者: @cafe_e_immobiliare
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記事内食材解説・補足
オレガノ[origano]別名:マジョラム。肉やチーズ、トマトとの相性が良い。古代ローマの時代から薬用、調味料・香辛料として使われてきました。
読み方:オリーガノ
分類:香草
代用品:バジル|イタリアンパセリ
クミン[cumino]強い芳香とほろ苦み、辛みがある香辛料
読み方:クミノ
分類:香辛料
代用品:ナツメグ|ガラムマサラ
コリアンダー[coriandolo]タイ語由来のパクチー、中国語由来のシャンツァイ(香菜)、和名のコエンドロ(胡荽|コウサイとよばれていたこともある)は、全てこのコリアンダーのことです。 南ヨーロッパ、地中海東部沿岸から小アジアの原産で ... [詳細解説へ]
読み方:コリアンドロ
分類:香草
トマト[pomodoro]イタリア料理で非常によく使われる食材。大航海時代後にイタリアにも持ち込まれたが当初は観賞用。18世紀初頭より料理に使われるようになった比較的新しい食材です。 トマト、チェリートマト(ミニトマト)として ... [詳細解説へ]
読み方:ポモドーロ
ラグー[ragu]かつては肉(時には魚や野菜も)を小さく切り、低温でしっとりと調理する調理法すべてをラグーと言ったそうです。つまり煮込みのことです。 ラグーという用語が使われ始めた時期は明らかではないそうですが、「ラグ ... [詳細解説へ]
読み方:ラグー
分類:調理法
唐辛子[peperoncino]読み方:ペペロンチーノ
分類:香辛料
牛肉[manzo]イタリアでは牛肉に使用する牛の呼び方が5種類あります。 まず、仔牛は、生後何か月が経過したかによって、ビッテロ、ビッテローネと呼び名が変わります。 成牛は、去勢前の牛であるボビーノ・アダルト、生後3年 ... [詳細解説へ]
読み方:マンゾ
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜

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