Barbabietola con fagioliバルバビエトラ・コン・ファジョーリ
フダンソウ/スイスチャードの豆添え[Bietole con fagioli]として同様の調理が可能です。
ビーツの豆添えは、昨今ではあまり使われなくなったと言われるビーツの葉を使用して調理をしていきます。
フダンソウの仲間であるビーツは地中海沿岸が原産地で、古代ローマ人は、根も葉もよく食していたそうです。現在は、あまり葉を食することは多くなくなりそのものずばりビーツの葉を使用したレシピはイタリア語圏においてもほとんど見たりません。
ビーツはフダンソウの仲間でスイスチャードと似ている食材ですが、スイスチャードに比べると青草さが目立ちやすいと言えます。
その為、同様の調理法でスイスチャード(フダンソウ)の場合はあまり行わない下処理として、数分間の茹で作業、そして煮込みの際にサルビア(セージ)を加えて調理することを違いとして触れておきます。
イタリアの農民の伝統料理にボルロッティ豆とフダンソウのスープ[Zuppa di fagioli borlotti e bietola]があり、この組み合わせは一般的です。
これは、今回のレシピに比べて豆とスープ量が多く一般に最初のコース(プリモ)として提供されます。
今回僕が紹介するビーツの豆添えは、付け合わせ料理(コントルノ)として設計していますが、もちろん、豆量、スープ量を調整すれば(増量)プリモとしても提供できますよ。
パルミジャーノを多めに加え、エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりと垂らし、クロスティーニやパンを添えてあげることで料理をさらに豪華に美味しく召し上がれます。
ビーツの豆添え材料4人分
調理済み豆400 g (下処理方法|代用:大豆、ボルロッティ豆、カネリーニ豆)
玉ねぎ1個(小)
ニンジン1本
ニンニク1欠片
セージ適量
オリーブオイル60g
パルミジャーノ好み量(仕上げ)
塩適量
黒胡椒1つまみ
1人分:約325カロリー
ビーツの豆添え調理工程(約30分)
玉ねぎと人参の皮を剥き、いずれもみじん切りにしておきます。
ビーツのみの下処理
鍋たっぷりの水を注ぎ沸騰させたらビーツの茎と葉を投下します。
2~3分茹でたら完了です。湯から引き上げて一旦確保しておきます。
決して、長い時間茹でることはしないでください。
みじん切りにした玉ねぎ、追って人参を加え、下塩をして炒めていきます。
野菜から水分が出てくるのでその水分を使い、数分炒め煮込み、ビーツとセージを投下します。
塩を加えて5分ほど煮込みます。
皿に盛り付けてエクストラバージンオリーブオイルを少量たらし、クロスティーニを添えて完成です。
パルミジャーノをお好み量加えてお召し上がり下さい!
ビーツの豆添えの調理ポイント
ビーツの茎は太い部分は細かくカットし、葉と共に一度数分間の茹で作業を行うことがポイントです。
豆の処理さえ行っておけば非常にスピーディに美味しく仕上がる料理です。
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