
Fagioli all'uccellettoファジョリ・アルウッチェレット
小鳥風いんげん豆と訳されたり、ウッチェレット風の豆又は豆のウッチェレット風とそのまま訳されたりと様々です。
直訳では小鳥風ですが、この名前の由来は、トスカーナで小鳥を調理する料理として振る舞われていたという説と、単純に雛鳥が付け合わせとして供される料理であるという二つが代表的な説なのだそうです。
豆のウッチェレット風は、トスカーナ料理、特にフィレンツェ地域の典型的な伝統料理です。
通常、 豆、トマト、ニンニク、オイル、セージ(サルビア)をベースにしたベジタリアンの付け合わせ(コントルノ)として提供されますが、非常にボリュームがあるため、単品(ピアット・ウニコ)で提供されることもあります。
今回は、サルシッチャ(腸詰)を加えたバージョンでよりボリューミーにそして濃厚で美味しく仕上げてみました。
トスカーナ料理は好きですか?トスカーナは詩人、作家、芸術家、職人の土地であるだけでなく、優れたワインと古代の風味、シンプルな料理と芸術的な食材組み合わせによる独自性の高い料理が特徴です。
特に州都フィレンツェは美食の街としても知られます。
この豆のウッチェレット風と同様にシンプルな料理で見つかる土地でもあります。
この料理は、パッパ・アル・ポモドーロやリボリータと同じように、農民の伝統の調理です。
トスカーナ料理の紛れもない香り、ニンニクとセージで風味付けされたおいしいトマトソースをスカルペッタ(パンで皿を拭く)する為、パンと一緒に食しましょう。
小鳥風の豆材料4人分
豆の煮汁又は野菜ブロード250g(ブロードの作り方)
トマト 400g
サルシッチャ300g(オプション)
ニンニク3欠片
セージ 1枝
オリーブオイル 大匙4
塩・黒胡椒 適量
1人分:約614カロリー
小鳥風の豆調理工程(約40分)
この豆の煮汁(缶・真空パックの場合は保存液)を確保しておきます。事前に豆を調理して冷凍保存しておいた豆を使用する為、煮汁がない場合は、野菜ブロードで代用します。
トマトを湯剥きし、サルシッチャを腸詰から出し適度に刻みます。

次に一口大の大きさにまとめたサルシッチャ、セージを入れてを加えて弱火焼いていきます。
ある程度サルシッチャの表面が欠けてきたらやさしく全体に混ぜ合わせます。

15分弱火で煮込みます。

そして中火で10分煮込みます。

皿に盛り付けて、エキストラバージンオリーブオイル(分量外)を少量たらしたら完成です。

小鳥風の豆の調理ポイント
じっくりと煮込んでいくだけの調理ですが、驚くほど濃厚な旨味に驚く美味に出会えますよ!
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