![絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】 絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】](https://ricette.jp/wp-content/uploads/docs/jpeg-001-20231223-IMG_0884-scaled.jpeg)
Pasta alla disperataパスタ・アラ・デスペラータ
日本において「絶望のパスタ」はアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノであるという説が流布されていますが、全くの誤りです。
また、トマトを加えた形、スパゲッティ・アラ・ナポリターナにペペロンチーノトッピングが「絶望のパスタ」であるという説やそれ以外のものも散見されますがいずれも誤りでそのような事実はないようです。
語源と思われるこの「Pasta alla disperata(絶望的なパスタ)」は、アンチョビやオリーブなどを用いたトマトソースのパスタ、つまりプッタネスカからの派生レシピですよ。
食材もなく絶望的で料理する気がしないときに何も考えずとも美味しくできる必死で決死の時の救済パスタです。絶望的も必死も決死もdisperataのニュアンスであり一定の説得力を感じます。
パスタの名称の経緯もプッタネスカ(娼婦風)につながるニュアンスがあり、食材も非常に似ていますし同じく食材の変更に対しても寛容です。
キノコの旨味を考えるとこの食材が起死回生の食材と言えますし、確かにピッタリなネーミングだと思います。
パスタはスパゲッティ、リングイネ、ペンネ等が定番のようです。
絶望的なパスタ材料2人分
トマト150g(代用:トマトソース120g)
種抜きブラックオリーブ30g
マッシュルーム(代用:他茸)30g
塩漬けケッパー10g
アンチョビ1尾
玉ねぎ1/4個
オリーブオイル大匙2
オレガノ適量(代用:イタリアンパセリ)
塩適量
胡椒適量(代用:唐辛子1本)
1人分:約524カロリー
絶望的なパスタ調理工程(約20分)
表記時間より2分早く上げる予定です。
塩漬けケッパーの塩を流水でよく流して刻んでおきます。玉ねぎはスライス、キノコ、アンチョビ、黒オリーブ等食材を荒く微塵切りにしておきます。
トマトは乱切りでOKです。
次にキノコを加えよく火を通します。
アンチョビを投下して、加熱して溶かしつつ、ケッパー、オリーブを入れて軽く加熱してからカットしたトマトを投下します。
塩見を確認しつつ胡椒及びオレガノを振って味を調整します。
加熱してトマトが柔らかくつぶれる感じに火が通ったらゆで汁を軽くお玉1杯程度追加してひと煮立ちさせたら火を止めてパスタが茹で上がるのをまちます。
![絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】の調理工程2 絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】の調理工程2](https://ricette.jp/wp-content/uploads/docs/jpg-001-20231223-538d2a3e2c4d916f4a28b94cd1bd7eab-scaled.jpg)
注意点としてケッパーとアンチョビが入っているのでもし、塩味が強くなりすぎている場合は、ゆで汁を減らし、普通の湯を加えるようにして調整下さい。
パスタをあえ煮込んでいき、ソースを全てパスタに閉じ込めたら仕上げです。
皿に盛り付け(好みでイタリアンパセリを散らし)たら完成です。
![絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】の調理工程3 絶望的なパスタ【パスタ・アラ・デスペラータ】の調理工程3](https://ricette.jp/wp-content/uploads/docs/jpg-001-20231223-934bc5b52e73cd0743774becc99258cb-scaled.jpg)
絶望的なパスタの調理ポイント
プッタネスカと同様にケッパーはしっかりと流水で塩気を流した後に調理に使ってください。
また、塩気が多くなりすぎてしまった場合は、パスタとベースソースを合わせる際のゆで汁を普通の湯を加えて調整下さい。
食材が何もなく絶望的な時の料理ですからやはりプッタネスカと同様に食材に関してはあるものを使う考えがベースにあります。
それぞれの食材を同形等に的を絞れば味の崩れもないでしょうから多少の入れ替えや具材の分量バランスはお好みで変化させてもOKです!
絶望的なパスタについてマスターの言及
投稿者: @cafe_e_immobiliare/Threadsで見る
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