Spaghetti alla napoletanaスパゲッティ・アラ・ナポリターナ
日本のナポリタンとは別物です。ナポリ風スパゲッティは、フレッシュトマトで調理するトマトのスパゲッティというのが特徴です。
本場イタリアでは素朴でシンプルすぎるパスタの為、お店ではメニューに記載されていることが殆どないという話を聞いたことがあります。
イタリア人不動の人気NO.1のポモドーロがトマトのみで調理するのに対し、ナポリ風はフレッシュトマトでの調理&玉ねぎが入ります。
フレッシュトマトのパスタともやはり味わいはかなり異なります。
これはこれでとても味わい深くとても美味しいです。
さて、ジャパニーズパスタである「ナポリタン」については別記事でまとめさせて頂きましたが、横浜のホテルグラントが発祥とされています。
実は、グラントでは初代総料理長(スイス人:ドリアの考案者)がこのナポリターナに近いスパゲイチ・ア・ラ・ナポリテーインという品を提供していたそうです。
しかし、戦後、一度日本の食文化は大きく変容するのですが、その過程で2代目総料理長がナポリタンの提供を始めます、が、これはケチャップは使われておらず、今回紹介のナポリターナのソースにかなり近い形だったそうです(そして麺をもっちりさせる工夫は導入:ぶよぶよではなくあくまでもっちりです)。
ここから先、ケチャップになったことやぶよぶよ、焼き焼きするようになった経緯等はナポリタンページにて細かくまとめています。
尚、このナポリ風のパスタに唐辛子をトッピングしたものを「絶望のパスタと呼ぶ」という説が流れていますが、誤りです。語源と思われる Pasta alla disperata は、プッタネスカからの派生パスタです。
ナポリ風スパゲッティ材料2人分
ニンニク1/2欠片
玉ねぎ1/2個
トマト300g(中2個)
バジル2枝
パルミジャーノ大匙2
オリーブオイル大匙2
塩・胡椒
1人分:約526カロリー
ナポリ風スパゲッティ調理工程(約25分)
小さめの鍋にトマトが7〜8割ほど浸かるくらいの分量でよいので、湯を沸かします。沸騰したらトマトを入れ、10秒くらいごとに裏返し、合計20〜30秒ほど茹でます。
トマトの皮がヘタの近くまではじけているのを確認し、冷水(夏場なら氷水)に浸けて冷やします。
皮をむき、好みで内側の種をきれいにして細かく切ります。
今回は表記時間より2分早く上げてソースに加える予定です。
オリーブオイルを加熱し、ニンニクを軽くつぶして投下して、エキスをオイルに移します。移し終わったらニンニクを取り出します。
次に玉ねぎを投下して下塩をふります。玉ねぎが透き通ってくるまで5分ほどかかります。
その後、トマトを投下して、胡椒を振り、ゆで汁をお玉2杯ほど加え、10分ほど加熱していきます。
ソースを全てパスタに閉じ込めたら火を止めてバジルとパルミジャーノを投下して全体に恥じませたら仕上げです。
皿に盛り付けて更にバジルを飾れば完成です!
ナポリ風スパゲッティの調理ポイント
フレッシュトマトを使うスパゲッティということで日本人好みのパスタではないかなと思います。
普段ニンニクは取り出さず一緒に食すことが多いのですが、このパスタに関してはエキスをオイルに移してから取り出して作った方が美味しいと思いますよ。
最後の仕上げのバジルとパルミジャーノを加えることでぐっと味が深くなります。とても美味しいです。
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