ローマ風豆サラダ

 
ローマ風豆サラダ【インサラタ・ディ・ファジョーリ・アッラ・ロマーナ】

Insalata di fagioli alla romanaインサラタ・ディ・ファジョーリ・アッラ・ロマーナ

ローマ豆のサラダは素朴でボリュームのある付け合わせ(コントルノ)で、特にすでに茹でた豆の用意がある場合は、美味しくて簡単に素早く作れます。

⾮常に栄養価が⾼いため、2番⽬のコース(セコンド)としてテーブルに出すこともおすすめできます。

豆は、植物性タンパク質の摂取が効率的にできるため、セコンドを用意しない普段食のディナーでは、第一候補で取り入れるべき食材の一つと言えます。

別の豆で代替できて手軽で美味しいローマ⾵⾖サラダは、パンやご飯などの炭⽔化物源と組み合わせれば、優れた⼀品料理にもなります。栄養たっぷりのおいしいレシピです。

豆の味付けは、エキストラバージンオリーブオイル、刻んだアンチョビ、ニンニク、タイム、胡椒、タマネギを赤ワインビネガーでソースを作り、ドレッシングするだけで風味豊かなとても美味しい料理に早変わりです。

レシピの推奨豆は、ボルロッティ(うずら)豆とカネリーニ(白いんげん)豆ですが、他の豆での代用も可です、画像は小豆(準備方法確認)での料理写真です。

乾燥豆を使用する場合の目安は260g(準備方法は食材一覧リンク先より)、真空パックの場合は、豆重量として600gです。


ローマ風豆サラダ材料4人分

ボルロッティ豆(調理済み)300g(準備の仕方|代用:他豆)
カネリーニ 豆(調理済み)300g(準備の仕方|代用:他豆)
(赤)玉ねぎ 1個
アンチョビ8尾
タイム 3枝
ニンニク 1片
赤ワインビネガー 適量
オリーブオイル(EVO)大匙1
塩・黒胡椒 適量

1人分:約356カロリー


ローマ風豆サラダ調理工程(約30分)

STEP1 乾燥豆を使用する場合は、食材一覧のリンク先の準備方法を参照下さい。缶や真空パックの豆を使用する場合は、保存水ごとザルに入れ、流水でさっと洗い、よく水気を切ります。

玉ねぎの皮をむき、薄いスライスに切り、ボウルに入れてワインビネガーで浸して、マリネします。

30分ほど浸してから、水を切ります。
ローマ風豆サラダ【インサラタ・ディ・ファジョーリ・アッラ・ロマーナ】の調理工程1
STEP2 その間にニンニクの皮をむき、細かく刻んでドレッシングソースを作る為のボウルに入れます。

オイル漬けのアンチョビを刻んで、オイルと共にそのボウルに加えます。

ワインビネガーを大匙1程度、塩、胡椒、タイムの葉で味付けて、フォークですべてを乳化させながら材料を混ぜます。
ローマ風豆サラダ【インサラタ・ディ・ファジョーリ・アッラ・ロマーナ】の調理工程2
STEP3 豆と玉ねぎをドレッシングのボウルに加え、すべてを混ぜ合わせたら仕上げです。

皿に盛り付けて胡椒を挽き、タイムの葉を皿に振りかけたら完成です。
ローマ風豆サラダ【インサラタ・ディ・ファジョーリ・アッラ・ロマーナ】の調理工程3

ローマ風豆サラダの調理ポイント

下茹した豆があれば、さっと混ぜ合わせりだけで作れる美味しく食べ応えのあるサラダです。


ローマ風豆サラダについてマスターの言及


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記事内食材解説・補足
アンチョビ[acciughe]カタクチイワシの塩漬けを熟成・発酵させ、オリーブオイルに漬けたものです。
読み方:アッチュウゲ
代用品:オイルサーディン|いかの塩辛
カネリーニ豆[fagioli cannellini]所謂白インゲン豆です。乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は220%と言われています。 カネリーニ豆の準備の仕方 まず、調理の前日から(最低8時間、1~2回水を替える)一晩水につけておきます。 オリーブ ... [詳細解説へ]
読み方:ファジョーリ・カネリーニ
代用品:黒豆・いんげん豆
タイム[timo]肉や魚、卵、野菜などなんにでも非常に合わせやすい。好みで加えるくらいの感覚で使ってもいいと個人的には思います。
読み方:ティモ
分類:香草
代用品:オレガノ
ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
ボルロッティ豆[fagioli borlotti]うずら豆のこと、乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は230%と言われています。 下処理はひよこ豆と同様にローリエの葉を1~2枚添えて一晩(8時間程度)水につけておく必要があります。 次に、水をよく切っ ... [詳細解説へ]
読み方:ファジョーリ・ボルロッティ
分類:豆
ワインビネガー[aceto di vino]ワイン酢、白ワインビネガーと赤ワインビネガーがよく登場します。
読み方:アチェイト・ディ・ヴィーノ
分類:調味料
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜
胡椒[pepe]読み方:ペペ
分類:香辛料

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