
Pasta alla sicilianaパスタ・アッラ・シチリアーナ
シシリアの茄子は揚げ茄子でトマトソースと合わせるカポナータや同じパスタ料理のスパゲッティ・アッラ・ノルマ(シチリア風ナスのパスタ)が非常に有名です。
それに対し、オーブン焼きパスタ(al forno)であるこの料理はシチリア風パスタというネーミングなのはやや不思議な印象がありますが、これには理由があります。
この料理は、揚げ茄子とオーブンで焼いたフィオル・ディ・ラッテ(モッツァレラによく似たチーズ)をソースに絡めた絶品パスタです!
伝説的で非常に有名な先に挙げたシチリアのパスタ・アッラ・ノルマを思い起こさせる要素がいくつかありますが、この料理は実はナポリの起源なのだそうです。
歴史によれば、ナポリ人はノルマの味に触発されて、この実質的な最初のコース(プリモ)を考案したそうです。
ナポリ発祥でありながらリグーリアのジェノヴァを指すジェノバ風(ジェノベーゼ/ジェノヴェ-ゼ)が生み出されたように、このシチリア風パスタも作り出されたのでしょう。
いずれにしろ、このシチリア風パスタは、茄子、トマトソース、フィオルディラッテなどのシンプルでおいしい食材を使ったオーブン焼きパスタで素晴らしい風味の美味しい一皿ですよ!
パスタはリガトーニが使われることが多いそうですが、ショートパスタなら合うでしょう、写真はセダニーニにて調理しています。
シチリア風パスタ材料6人分
玉ねぎ 150g
トマトピューレ 1L(作り方)
長茄子 500g
種子油(揚げ油)
フィオル・ディ・ラッテ (牛のモッツァレラ)250g
パルミジャーノ・レッジャーノ DOP 70 g
バジル適量
オリーブオイル 大匙2
塩適量
1人分:約610カロリー
シチリア風パスタ調理工程(約60分)
しんなりしてきたら、トマトピューレを加え、塩を加えて蓋をして中火で40分ほど煮ます。

鍋に種子油を入れて熱し、温度が下がらないようにある程度の分量に分けながら中火で素揚げしていきます。
茄子がきつね色になったらキッチンペーパーを敷いたトレイに移し油をきって確保しておきます。

アルデンテでゆで上げます。
パスタを茹でている間に、フィオル・ディ・ラッテ(又はモッツァレラ)を立方体に切ります。
トマトのソースを1/3ほど別に確保しておき、茹で上がったパスタ、各食材も少量仕上げ用に確保しておきます。
ソースに茹で上がったパスタ、フィオル・ディ・ラッテ、すりおろしたパルミジャーノ、ナス、バジルの葉を手でちぎって加え、よく混ぜ合わせます。

先ほど混ぜ合わせた具材、そして残りの茄子、フィオル・ディ・ラッテ、パルミジャーノ、ソースで層を作りながら盛り付け、オーブンで焼く準備を整えます。

焼きあがったら数分待機させて落ち着かせたら、残りのバジルを散らして完成です。

シチリア風パスタの調理ポイント
トマトピューレを使ってソースを作る工程と茄子を揚げる作業がある為、やや面倒ではありますが、調理そのものは簡単です。
非常に美味しい品ですよ!
余った際には冷蔵庫で数日は保管できます。
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