Pasta alla Portofinoパスタ・アッラ・ポルトフィーノ
ポルトフィーノ風のソースはバジルのペストとトマトソースを組み合わせたソースです。
素材の美味しさをしっかりと味わうイタリア人の中には、伝統的なバジルのペストとトマトを組み合わせるということにかなり懐疑的になる人は多く、このポルトフィーノ風は、伝統か革新かと論争が巻き起こるそうなのであまり深く言及している情報は見当たりません。
ポルトフィーノというと日本においてはディズニー・シーを思い出す方が多いかもしれません。まさにあのディズニーシーのモデルになっているポルノフィーノです。
イタリア北西部にある漁村で、リグーリア海岸に面するリグーリア州ジェノヴァ県のコムーネ(共同体)です。
バジルのペストソースといえば、バジリコの産地ジェノヴァが有名で日本においては、バジルのペストソースはジェノヴェーゼであると誤認識が常識化してしまっているほどです。
ペストのパスタは非常に人気ですし、その産地であるフォルトフィーノ風はイタリアの象徴的イメージがしっかり根付いているトマトと合わせたソースです。
通常主役級の食材×主役級を組み合わせる調理は難しく、リストランテのマエストロでもない限り容易に美味しくは作れませんし、素材同士が喧嘩してしまい残念な仕上りになることがほとんどです。
しかし、名前に地名や二つ名がついている料理は別!この組み合わせは美味しいよと皆が評価したから付くものです。
つまり、この一皿もとっても美味しいんですよ!
ジャガイモのニョッキ仕上げるのもよし、パスタは他に、スパゲッティやリングイネ、ペンネなどがとても合いますよ!
シチリアのトラパニ風ペストと使用する食材や歴史が重なり似ていますが、味わいは異なります、食べ比べもおすすめです。
ポルトフィーノ風パスタ材料2人分
1人分:約582カロリー
ポルトフィーノ風パスタ調理工程(約25分)
オリーブオイルを加熱し、軽くつぶしたニンニク(お好みでスライスも可)を投下します。
オイルにニンニクの風味がしっかりと移ったらトマトピューレとゆで汁をお玉一杯を投下して塩を振り蓋をして15分煮こんだらベースソースは完成です。
ニンニクを取り除き、火を落としてパスタが茹で上がるのをまちます。
今回はペストが加わるソースの為、パスタの場合は表記時間ちょうどアルデンテでゆで上げます。
その間にバジル、オリーブオイル(EVO)、松の実、パルミジャーノ・ペコリーノをブレンダーにかけてバジルペストを作って確保しておきます。
塩味を確認し、パスタにソースを全て閉じ込めたら、火を止めて数回フライパンを煽って熱を逃します。
ポルトフィーノ風パスタの調理ポイント
トマトソースとペストを混ぜ合わせてつくるパスタですので、バランスが大切です。
勿論好みを反映していいのですが、極振りしすぎてどちらかの風味がかき消されてしまっては元も子もありません。
食材のバランスがとっても大事ですよ!
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