大豆と春菊の炒め物

大豆と春菊の炒め物【ファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート】

Fagioli di soia saltati in padella e crisantemo coronatoファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート

春菊と大豆を使用した料理というと日本では胡麻和えやポン酢で頂く調理が一般的です。

食材そのものの味がしっかりしていてとても美味しいのになぜ味付けに強い味わいのソースを使った料理が一般的なのかやや不思議に感じ、日本の食材でありながら日本にはないイタリアン定番のシンプルな味付けで仕上げてみました。

日本のものですので、以前の春菊のペストと同様に僕の考案レシピです。

春菊ペストのパスタ



アーリオ・オーリオに青物なのでアンチョビを少量加えて(青物×アンチョビは非常に美味しくなる)、辛みと丸みが欲しい気がしたので少量の玉ねぎを加えました。

ほんのりと辛みを感じられる程度に小さな唐辛子を一本加え、それぞれの食材の美味しい味を引き立てる仕上げです。

本当に自画自賛になりますが、驚くほど美味しく、特にクロスティーニに添えて食べると止まりません!


大豆と春菊の炒め物材料2人分

春菊400g
大豆400g(調理済み|準備方法
玉ねぎ1/2個
ニンニク1個
唐辛子1本
アンチョビ1尾
湯1/2カップ
オリーブオイル大匙2
塩適量

1人分:約247カロリー


大豆と春菊の炒め物調理工程(約25分)

STEP1 春菊を洗い、2cm幅程度にカットしていきます。玉ねぎの皮をむき、みじん切り、乾燥大豆を使用する場合は、食材一覧のリンクより準備方法を確認ください。

フライパンにオリーブオイルを加えて熱し、スライスしたニンニクを投下して風味をオイルに移します。
大豆と春菊の炒め物【ファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート】の調理工程1
STEP2 次にアンチョビを加えて油の中で溶かします。

みじん切りにした玉ねぎを加えて数分間炒め、玉ねぎの色が変わってきたら唐辛子の種を抜き、砕いて加えます。
大豆と春菊の炒め物【ファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート】の調理工程2
STEP3 次に春菊を加えて全体になじませながら炒め、追って大豆を加えます。

塩を加えて全体をなじませたら湯を1/2カップ加え、蓋をして約5分煮込みます。
大豆と春菊の炒め物【ファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート】の調理工程3
STEP4 煮込みが完了したら蓋を明けて全体に炒め煮込んで、スープを全て春菊と大豆に閉じ込めるようにします。

塩味を確認調整し、スープが全て食材に閉じ込められたら仕上げです。

皿に盛り付けて、お好みでオリーブオイルをたらして完成です。
大豆と春菊の炒め物【ファジョリ・ディ・ソイア・サルタティ・イン・パデッラ・クリサンテーモ・コロナート】の調理工程4

大豆と春菊の炒め物の調理ポイント

じっくりと食材を炒め煮込み、食材から出てくるエキス、煮込みの際に使用する湯を加えてできたスープを全て食材に取り込むように炒め煮込んでいくととても美味しく仕上がります。


大豆と春菊の炒め物についてマスターの言及


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記事内食材解説・補足
アンチョビ[acciughe]カタクチイワシの塩漬けを熟成・発酵させ、オリーブオイルに漬けたものです。
読み方:アッチュウゲ
代用品:オイルサーディン|いかの塩辛
ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
レシピ考案[ho inventato la ricetta]これら料理のレシピを考案したのは僕です。
読み方:ホ・インベンタト・ラ・リチェッタ
唐辛子[peperoncino]読み方:ペペロンチーノ
分類:香辛料
大豆[soia]大豆は、20世紀初頭まで東アジアに限られた食用の作物だった為、通常、イタリア料理のレシピには登場しません。僕のオリジナルレシピ等で使用するケースがあります。 乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は230 ... [詳細解説へ]
読み方:ソイヤ
分類:豆類
代用品:ひよこ豆|カネリーニ豆|ボルロッティ豆
春菊[crisantemo coronato]原産地は地中海沿岸で欧米では主に観賞用として栽培されているそうです。 関西地方では「菊菜」とも呼ばれ、株ごと収穫することが多いといわれています。 特有の香りを持つ葉と茎が食用対象ですが、春菊を食用とす ... [詳細解説へ]
読み方:クリサンテーモ・コロナート
分類:緑黄色野菜
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜

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