Penne all'arrabbiataペンネ・アッララビアータ
アラビアータはローマ生まれの料理ですが、世界中で知られています。
イタリアでは数々の名作映画に登場したこと等でも知名度を上げ、簡単ですぐに作れるため、友人との集まりで振る舞う夕食のプリモとしてもよく使われるそうです。
単数形の「Arrabbiata」(アラビアータ:怒り)に~風を表す「all’」が付けられていますので、直訳すると怒った風とか怒りんぼ風という意味になります(調理法を表しているから単数形)。
唐辛子のせいでこれを食べるとその辛さで顔が赤くなる=怒っている人の典型的な顔の色であり、この料理の名前の由来となっています。
ローマ生まれなだけあり、ローマのオステリア(ワインと簡単な食事を提供するお店:居酒屋的な)によってはペコリーノ・ロマーノをたっぷり入れるように推奨されるらしいです(が僕的には他料理との競合が頭をよぎるので頷き難い)。
通常はペンネで調理しますが、スパゲッティで調理しても美味しいです。
アラビアータに使うトマトソースは下記ポモドーロのページを御覧下さい(ピューレの作り方)。尚、調理時間はこのトマトソースの調理時間を除外して表示しています。
フレッシュトマトやピューレで調理する場合は、煮込み時間が発生する為、15分ほど調理時間が長くなります。
怒りんぼ風のペンネ材料2人分
トマトソース180g(代用:フレッシュトマト2個=300g位)
ニンニク1欠片
唐辛子(中)2本
オリーブオイル大匙1
塩(パスタ茹でる用)
★パスタをスパゲッティにする場合は200g
1人分:約405カロリー
怒りんぼ風のペンネ調理工程(約15分)
ソースを作ります(トマトソース使用の場合は、事前に用意)。
オリーブオイルを注ぎ、軽くつぶすか又はスライスしたニンニクを弱火で加熱しオイルにエキスを移していきます。
香りが漂い軽く色ついてきたら砕いた唐辛子も加えます(僕は種を取り除きますが、お好みで種ごといってもよいでしょう)。
トマトソースを投下してオイルと唐辛子の風味を移しつつ加熱していきます(フレッシュトマト又はピューレを使用する場合は、塩を加えて15分煮込みます:画像は煮込みはじめつぶしながら煮込んでいます)。
あくまで好みですが僕は、ペンネはしっかり茹で(表示時間ちょうどでアルデンテの一歩手前になる種類が多いと感じています)た上で更にしっかりリゾッターレするようにするととても美味しいと感じます。
(ニンニクを取り除き:スライスした場合はそのまま)ゆで汁をお玉2杯ほど加えて一煮立ちさせてから火を消し、ペンネが茹で上がるのを待ちます。
全てのソースをペンネに閉じ込めたらお皿に盛り付け、お好みで唐辛子を飾り付けて完成です。
怒りんぼ風のペンネの調理ポイント
ペンネリガーテは少し厚みがある為か、表記時間ちょうどでようやくアルデンテの一歩手前という事が多く感じます(有名メーカーのペンネリガーテは大抵の場合このパターン)。
個人的感覚ではありますがしっかりと茹でた上で更にゆで汁をしっかり加えてリゾッターレすると美味しく食べられると感じています。
アラビアータは、辛みとトマトソースをしっかりと強火であえ煮込んでいきます。ここにイタリアンパセリは入れません(入れると別の品と被りますし味わいがかなり変わります)。
リゾッターレしていくとトマトの甘みが更に引き出されてトマトの旨味と甘み、そして辛みの独特の味わいに仕上がります。
完全なる飾りとしてイタリアンパセリの葉を散らすレシピは散見するものの、料理は、それぞれの品の独自性をしっかりとキープすべきものと僕は考えるので非推奨です。
トマトソースを使用する場合(つまり時短調理なので)、オイルに唐辛子を加える際にできるだけ弱火にして(場合によっては火を一旦止めて)、長めに炒めて辛みをだしてからトマトを投下するように心がけましょう。
逆にピューレやフレッシュトマトを使用して位置から調理をする場合は、あまり意識しなくても煮込み時間が長いので辛さと甘さが十分にでます(つまりトータルの調理時間は30分程度になります)。
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