ほうれん草のリゾット

 
ほうれん草のリゾット【リゾット・アギィ・スピナーチ】

Risotto agli spinaciリゾット・アギィ・スピナーチ

ほうれん草のリゾットは、簡単に作れますが、食すとその芳醇な素材の味わいに驚くと思います。

どうもイタリアでは、ほうれん草の栄養を一切逃さないと言わんばかりにパスタの場合は、パスタに練りこみますし(ラザーニャ等の定番は緑色のほうれん草生地)、リゾットでもペースト状にして使うのが一般的なようです。

古典レシピなようで、確かにこのペースト状にしてから調理をすると驚くほどの香り、味の深さを感じます。ここ迄違うか!?と感じると思いますよ!


ほうれん草のリゾット材料2人分

米 140g
ほうれん草150g
玉ねぎ1/4個
ニンニク 1/2欠片
白ワイングラス1/4杯(好み)
オリーブオイル大匙3
バター 30g
パルミジャーノ 20g
塩・胡椒適量

1人分:約591カロリー


ほうれん草のリゾット調理工程(約25分)

STEP1 水量2L、塩は大匙1(0.7%程度かな)の湯を沸かし、新鮮なほうれん草を洗いニンニク半片と一緒に塩水で茹でます。

茹でる際に固い茎の部分を先行して投下し、柔らかくなってから葉を投下しましょう。
STEP2 ほうれん草の水気を切り、オリーブオイル大匙2、茹でたニンニク半片、お玉一杯の茹で汁を加えてミキサーにかけ、ベースソースを作ります。

ほうれん草の茹で汁の残りはリゾットのブロード代わり(以下、出汁とします)として使うので捨てないでください。
STEP3 フライパンに大匙1のオリーブオイルを投下して熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒めます。

玉ねぎが透き通ってきたら米を投下して炒め、オイルコーティングします。

お好みで白ワインを投下してアルコールをしっかり飛ばしたら、ほうれん草のソース3分の1(中間と最終工程でそれぞれ1/3ずつ投下します)と出汁をお玉2杯程度投下します。
STEP4 米をしっかりと攪拌し続けながら煮込みあえ(リゾッターレ)ながら作業を続けます。

出汁が少なくなってきたら逐次お玉1~2杯程度ずつ投下して米を炊いていきます。

米が少し柔らかくなってきたら(リゾッターレの工程の中間くらいのタイミング)ほうれん草のソースを投下して出汁を追加してさらにリゾッターレを続けます。

お米の状態としてちょうどいいくらいの少し手前くらいに残りのほうれん草のソースを投下して、塩気チェック。

問題なければ出汁とともに十分にリゾッターレして仕上げます。
ほうれん草のリゾット【リゾット・アギィ・スピナーチ】の調理工程4
STEP5 お米がベストな状態になったら火を止めてバターとパルミジャーノを投下して、攪拌して全体になじませて仕上げです。

皿に盛り付けて完成!
ほうれん草のリゾット【リゾット・アギィ・スピナーチ】の調理工程5

ほうれん草のリゾットの調理ポイント

ほうれん草をミキサーにかけてソース状にしてから調理をするとびっくりするほど深い味わいになります。

ブロードの代わりにほうれん草のゆで汁を使うわけですが、最初、中間、最後にほうれん草のペーストを加えてほうれん草成分を米に入れていきます。

このリゾットではほうれん草の味、美味しさを存分に楽しめると思いますよ!


ほうれん草のリゾットについてマスターの言及

投稿者: @cafe_e_immobiliare
Threadsで見る

ほうれん草のリゾットについてFollowerさんのお声

投稿者: @fukufoods/
Threadsで見る


ほうれん草のリゾットを評価する

このページのURLをコピーする

Ricetta relativa a "ほうれん草"

ほうれん草のバター・チーズ炒め

Spinaci in padella con burro e formaggio(スピナーチ・イン・パデッラ・コン・ブーロ・エ・フォルマッジョ)ほうれん草のバター・チーズ炒めは、 2番目(セコンド)の肉料理またはベジタリアンコースと非常によく合う美味 …

ほうれん草のポルペッテ

Polpette di spinaci(ポルペッテ・ディ・スピナーチ)ポルペッテは本来肉団子、ミートボールのことを指しますが、ほうれん草のポルペッテは、肉は入っておらず、ほうれん草とグラナ・パダーノ、パン粉、卵で団子を形成した、非常に美味しい料理です …

ローマ風ほうれん草

Spinaci alla romana(スピナーチ・アッラ・ロマーナ)ローマ風ほうれん草はラツィオ州発祥のレシピで、調理は簡単ですがとてもおいしいです。 ここで提案するレシピでは、ほうれん草をバター、レーズン、松の実と一緒にフライパンで炒めます。 ロ …

ほうれん草のベーコン炒め

Spinaci saltati alla pancetta(スピナーチ・サルタティ・アラ・パンチェッタ)和訳として「ベーコン炒め」としていますが、本来のレシピではベーコン(bacon)ではなくパンチェッタ(pancetta)です。このほうれん草の炒め …

ほうれん草の炒め物

Spinaci in padella(スピナーチ・イン・パデッラ)独特の苦味を持つほうれん草の葉をフライパンで炒めるだけで、短時間で本格的なおいしい料理ができあがります。 ほうれん草の炒め物というと日本の場合、ベーコンやハム、きのこ類といったものを加 …

ニラのポルペッテ

Polpette di porro cinese(ポルペッテ・ディ・ポッロ・チネーゼ)ニラは、中国原産で欧米では栽培されていないそうで東洋を代表する野菜の一つといってもよいようです。 肉との相性も非常によく日本では餃子の具にしたり炒め物、煮物、鍋にも …

ニューディ/グヌーディ

Gnudi(ニューディ)発音をカナ表記すると「ニューディ」ですが、日本語検索ではでてこず、ローマ字読みの「グヌーディ」だけで表示され、翻訳でもそうなので言及しておきます(以下、ニューディで表記)。 ニューディは、トスカーナ料理の典型的な素朴でシ &h …

ひよこ豆のスパイシースペッツァティーノ

Spezzatino di maiale con ceci speziato(スペッツァティーノ・ディ・マイヤーレ・コン・チェーチ・スペッツィアート)スペッツァティーノはイタリア料理の古典料理です。スパイスと唐辛子が加わると我々日本人においてはカレー …

リボリータ/野菜・豆・パンの煮込み

Ribollita(リボリータ)リボリータ(リボッリータ)はトスカーナを代表する伝統料理の一つで最高の回復料理として誰もが知っているそうです。 この料理の起源は、貴族が「メンセ」と呼ばれるパンに料理を入れて食べていた中世にまで遡ります。 昼食が終わる …

ボローニャ風ラザーニャ

Lasagne alla bolognese(ラザーニャ・アッラ・ボロネーゼ)日本人がイメージするラザニアは、このボローニャ風ラザーニャが原型だと思いますがラグーもベシャメルも一般家庭では中々調理しませんから食べる機会があまりないように思います。 ラ …

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

Articolo correlato