
Spinaci saltati alla pancettaスピナーチ・サルタティ・アラ・パンチェッタ
和訳として「ベーコン炒め」としていますが、本来のレシピではベーコン(bacon)ではなくパンチェッタ(pancetta)です。このほうれん草の炒め物というと日本においても定番でほぼ無条件でベーコンが加わった炒め物になりますが、イタリア料理的でない調理な気がしていました。
尚、ベーコンとパンチェッタの違いは燻製の有無です。
理由はベーコンが強すぎてほうれん草の美味しさが半減してしまうという点です。事実、イタリア語圏においてはほうれん草の炒め物は非常に人気ですが、ほうれん草のみの炒め物が定番だと思われます。
しかし、気になって調べてみるとさすがにベーコンを合わせるレシピは見つかりませんでしたが、パンチェッタを合わせるレシピは多少みつかり、さらに詳しく精査すると共通する調理方法が浮かび上がってきました。
バターでソテーし、アンチョビをつなぎとしてホワイトビネガーでまとめています。疑問に感じていたほうれん草の美味しさを阻害することなく美味しく仕上がっています。
使用する肉はパンチェッタが推奨のようですが、ベーコンも可とされています。
大きな違いは食材のバランス、ほうれん草の量が日本のレシピに比べて4~5倍ほどです。多くの日本人にとってイタリア料理の野菜量の多さは驚く点かもしれません。
これは日本の食卓は品数(皿数)を多くする食文化である為で、一品の量が少なく構成されているからだと僕は理解しています(調理する方は大変だ)。
ほうれん草のベーコン炒め材料4人分
ベーコン60g(可能ならパンチェッタ)
バター30g
アンチョビ4 尾
白ワインビネガー大匙2杯
塩・胡椒適量
1人分:約180カロリー
ほうれん草のベーコン炒め調理工程(約30分)
バターをフライパンで溶かし、角切りにしたベーコンを焼きます。



皿に盛り付けて完成です。

ほうれん草のベーコン炒めの調理ポイント
調理工程を理解してしまえば順に炒めていくだけの簡単調理です。
アンチョビが入るので、塩を入れすぎないように注意してください。
調和され美味しく仕上がりますよ!
コメントする