Pasta con uova di salmoneパスタ・コン・ウオヴァ・ディ・サルモーネ
イクラと予算が許すならばサーモンを加えて豪華仕様にできるレモン仕上げのパスタです。
イクラはそのまま使用する前提ですと醤油漬けしか手に入らないケースが多いと思いますが、もし余裕があるならば(自身で漬けられる場合)塩漬けを推奨します。
理由は、醤油の強さです。醤油は非常に強くて他素材の風味全てに勝ってしまいやすく、食材と香草によって味(風味)を組み立てるイタリアンにおいては非常に使いにくい素材だと僕は考えているからです。
余談ですが、食材同士が喧嘩している調理に気づくことのできない方が多いのも(だからそういうメニューが多いわけで)、この醤油等の強い調味料への慣れが原因なのではないかなと推察します。
今回のレシピでは生クリームを投下することで醤油漬けでもまろやかに緩和でき、他素材の味わいも立たせることができていますが、やはり塩漬けの方がより鮮明にそれぞれの風味を立たせて美味しく頂けるのではないかと感じます。
バターとレモンの組み合わせはそれだけで酸とタンパク質の結びつきによりクリーミーに仕上がります。
イクラが塩漬けの場合であれば生クリームは使用しなくてよいと思います。
サーモンを加える場合においてはイクラとサーモンとの繋ぎになりつつ食べ応えを大幅にアップしてくれるので、お好みで生クリームを投下してよいと思います(しなくてもよいと思います)。
しかし、醬油漬けのイクラを使用する場合においては醤油緩和と各素材との繋ぎという面において生クリームは必須ではないかなと考えます。
パスタはスパゲッティ、リングイネ、タリアテッレ等が定番、ショートパスタのフジッリやファルファッレもありですね。
イクラのパスタ/レモン仕上げ材料2人分
玉ねぎ1/4個
イクラ40g(可能ならば塩漬け)
サーモン50g(豪華仕上げの場合)
生クリーム80ml
レモン1個
バター30g
オリーブオイル大匙1
チャイブ適量(代用:アサツキ、わけぎ、イタリアンパセリ)
塩適量
1人分:約693カロリー
イクラのパスタ/レモン仕上げ調理工程(約20分)
表記時間より2分早く上げる予定です。
レモンの皮をすりおろし、玉ねぎをみじん切りにしておきます。
数分間炒め、玉ねぎが透明になったらレモンの皮、イクラをスプーン一杯、微塵にしたチャイブ、サーモンがある場合はサーモン(細切れ)を投下してゆで汁をお玉2杯加えてひと煮立ちさせたら、火を止めてパスタが茹で上がるのをまちます。
ベースソースを全てパスタに閉じ込めたら仕上げです。
皿に盛り付けてイクラを盛り付け、チャイブを散らしたら完成です。
イクラのパスタ/レモン仕上げの調理ポイント
フロントの解説部分で食材同士のバランス、このレシピにおいてそのバランスを調整できるように解説したとおりです。
イクラのパスタ調理においてよりバランスがとりやすい別バージョンとして、レモンの代わりにトマトペースト(大匙1/2)を使用するレシピも非常に美味しくてお勧めできますよ!
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