パスタと大豆

 
パスタと大豆【パスタ・エ・ソイヤ】

Pasta e soiaパスタ・エ・ソイヤ

パスタと大豆は久しぶりに僕のレシピ考案です。

大豆は東アジアが原産とされており、日本への流入も非常に早く、縄文時代から存在したと考えられる記載が古事記にあるそうです。

一方で大豆は、20世紀初頭まで東アジアに限られた食用の作物だった為、完全にオリエントな豆です。

西洋においては、エンドウ豆カネリーニ豆ひよこ豆ボルロッティ豆等、食用として人気の豆が豊富ですから、現在においても大豆の出番はほぼなく、今回節分に合わせて、これら豆の調理法を参考に僕なりにレシピを考えた次第です。

せっかくなので大豆そのものの美味しさを最大限引き出し、美味しく味わいたかったのでシンプルにまとめました。非常にやさしく旨味たっぷりな味わいに仕上がりましたよ!

パスタは今回、マカロニを使いましたが、ショートパスタならどの形でも大丈夫です。


パスタと大豆材料2人分

パスタ100g
ニンニク1/2欠片
大豆150g
ローズマリー1/2枝
重曹小匙1/2杯
オリーブオイル適量
塩・胡椒適量

1人分:約560カロリー


パスタと大豆調理工程(約60分)

STEP1 調理する前日に大豆を水に浸して戻しておきます。尚、大豆を戻すのを忘れた場合は、缶詰でも大丈夫です。

鍋にオリーブオイルを注ぎ、加熱して軽くつぶしたニンニクを投下してオイルに風味を移します。

水切りした大豆、ローズマリーを加えます。
パスタと大豆【パスタ・エ・ソイヤ】の調理工程1
STEP2 水約1リットルをいれて、大豆がスムーズに煮えるように重曹を加えるのがポイントです。

約1時間、大豆が煮えたら、パスタを加えて仕上げるための準備をします。
パスタと大豆【パスタ・エ・ソイヤ】の調理工程2
STEP3 次に、大豆をお玉数杯の少量のスープと一緒にボウルに入れて軽く混ぜ、一旦確保します。

ローズマリーとニンニクを鍋から取り出し、煮汁も確保しておきます。

この工程は、パスタを合わせて茹で煮込むためのスープ量調整の為に行います。
パスタと大豆【パスタ・エ・ソイヤ】の調理工程3
STEP4 混ぜ合わせた大豆を鍋に戻し、塩を加えてパスタを投入し最初はパスタをゆでつつ、あえ煮込んでいきます(リゾッターレ)。

必要に応じて大豆を茹でた煮汁を追加投下して、パスタをアルデンテ(ちょうどよい感じ)に仕上げたら、塩味チェックして胡椒をかけて仕上げです。

皿に盛り付けて完成です。
パスタと大豆【パスタ・エ・ソイヤ】の調理工程4

パスタと大豆の調理ポイント

豆を煮こんだ煮汁でパスタも合わせてあえ煮込むという煮汁までの一切を無駄にせず、うま味成分を味わうレシピです。

パスタを盛り付けたら、エクストラバージンオイルを少し垂らし、胡椒で辛みを加え風味としてますが、他のスパイスや香りのよいハーブを加えることもできます。

今回僕はタイムを少し加えました。

大変クリーミーで美味しい一皿になりましたよ!


パスタと大豆についてマスターの言及

投稿者: @cafe_e_immobiliare
Threadsで見る

パスタと大豆を評価する
記事内食材解説・補足
ショートパスタ[pasta corta]ロングパスタに対して短いパスタで、形状が変わると料理の味わいも変わります。その種類は非常に豊富
読み方:パスタ・コルタ
分類:パスタ
ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
マカロニ[maccheroni]マカロニは筒状の短いパスタ(ショートパスタの一種)を指します。古くはソースをあえて食べるパスタ全般を指して用いられることもあったそうです。その歴史は大変古く、パスタが文献に登場し始めたころから存在する ... [詳細解説へ]
読み方:マッケローニ
分類:パスタ
代用品:ショートパスタ全般
レシピ考案[ho inventato la ricetta]これら料理のレシピを考案したのは僕です。
読み方:ホ・インベンタト・ラ・リチェッタ
ローズマリー[rosmarino]強い香りが特徴のハーブ。羊肉、豚肉、イワシやサバなどクセの強い素材の臭み消しに役立つ一方、素材の風味づけにも使います。トマト、ニンニクなどとも相性が良いです。
読み方:ロズマリーノ
分類:香草
代用品:タイム|バジル|オレガノ|セージ|ローリエ
大豆[soia]大豆は、20世紀初頭まで東アジアに限られた食用の作物だった為、通常、イタリア料理のレシピには登場しません。僕のオリジナルレシピ等で使用するケースがあります。 乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は230 ... [詳細解説へ]
読み方:ソイヤ
分類:豆類
代用品:ひよこ豆|カネリーニ豆|ボルロッティ豆
胡椒[pepe]読み方:ペペ
分類:香辛料
重曹[bicarbonato]炭酸水素ナトリウム、別名、重炭酸ナトリウム、重炭酸塩、重炭酸ソーダ、略して重曹ともいう。調理の場では重曹と表記されることが多い。 使用することにより、やわらかく、ぷりっとした仕上がりになったり、発色、 ... [詳細解説へ]
読み方:ビカルボナート

このページのURLをコピーする

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

Articolo correlato