セロリのパスタ

 

Pasta al sedanoパスタ・アル・セダノ

イタリアンにおいて非常に頻繁に使用する香味野菜の一つ、セロリはそれそのものを主役とした料理も豊富で美味しい食材です。

セロリをたっぷり使用し、ツナと合わせトマトソースで調和させた美味しいパスタです。

以前、紹介したセロリのペストパスタとは味わいが異なる美味しい一品です。

セロリのペストパスタ



今回のレシピではホワイトとグリーンのセロリをそれぞれ使用することを推奨としていますが、単体しかない場合は、それで代用でも美味しく頂けます。

パスタはペンネやリガトーニ等の筒形のパスタが最もよいと思いますが、スパゲッティでも美味しく頂けます。


セロリのパスタ材料2人分

パスタ160g
ホワイトセロリ150g
グリーンセロリ150g
トマトピューレ180g(代用トマトソース140g)
マグロ缶(オイル)50g
玉ねぎ1/2個
ニンニク1/2欠片
牛乳1/4カップ
グラナ・パダーノ24g(代用:パルメザン)
バター20g
オリーブオイル大匙1
塩・胡椒適量

1人分:約593カロリー


セロリのパスタ調理工程(約50分)

STEP1 セロリは皮をむいて丁寧に洗い、仕上げ用(飾り用)にセロリの葉を数枚確保し、そのほか全てを薄切りにします。

ニンニクとタマネギの皮もむき、みじん切りします。
セロリのパスタの調理工程1
STEP2 バターとオリーブオイルを加熱し、ニンニクと玉ねぎを炒め、追ってセロリを加えて下塩をしてよく混ぜながら、水分がでてくるので極弱火で10分間煮こみます。

次に、トマトピューレを加え、胡椒を加えてソースを10分間煮ます。

自家製トマトソース(調理済み)を使用する場合は、全体になじまるだけでOKです。
セロリのパスタの調理工程2
STEP3 その間に、パスタ用に1%の塩を加えた湯を沸かし、パスタを茹でます。

表記時間より2分早くゆで上げる予定です。

トマトソースの煮込みが終わったらみじん切りにしたツナ缶を加え、さらに10分ほど煮ます。煮込みが終わったらゆで汁をお玉1杯加えてひと煮立ちさせてベースソースの完成です。

火を落としてパスタが茹で上がるのをまちます。
セロリのパスタの調理工程3
STEP4 パスタが牛乳とグラナを混ぜ合わせたソースを作っておきます。

パスタが茹で上がったら、ベースソースにさらにお玉1杯のゆで汁と共に加え、あえ煮込んでいきます(リゾッターレ)。

パスタにソースを全て閉じ込めたら、火を止めて、牛乳・グラナのソースを加えて全体に混ぜ合わせてなじませたら仕上げです。

皿に盛り付けて、飾り用に確保しておいたセロリの葉を散らして完成です。
セロリのパスタの調理工程4

セロリのパスタの調理ポイント

セロリを主役としながらツナが加わり、トマトソースで調和をとるタイプのバランスが重要なパスタです。

トマトの量はレシピ指定量でちょうどバランスが取れていると思います。じっくりと炒め、煮込みながら進めて下さい。

とても美味しい一皿が出来上がりますよ!


セロリのパスタについてマスターの言及


セロリのパスタを評価する
記事内食材解説・補足
グラナ[grana]イタリアは北部、ポー川流域で牛乳を原料とし生産されるハードチーズ。グラナ・パダーノが有名です。 熟成期間は最低9カ月最長2年でパルミジャーノ・レッジャーノに比べて熟成期間が短い分、価格が安価と言われて ... [詳細解説へ]
読み方:グラナ
分類:チーズ
代用品:パルミジャーノ
ショートパスタ[pasta corta]ロングパスタに対して短いパスタで、形状が変わると料理の味わいも変わります。その種類は非常に豊富
読み方:パスタ・コルタ
分類:パスタ
スパゲッティ[spaghetti]断面が正円のロングパスタで直径が1.8~2.0mm前後のものをスパゲッティと言います。好みによりそれより少し細いスパゲッティーニを使うケースがあります。 僕は通常、スパゲッティー系はディベラのNo.9 ... [詳細解説へ]
読み方:スパゲッティ
分類:パスタ
代用品:スパゲッティー二
セロリ[sedano]読み方:セーダノ
分類:香味野菜
トマト[pomodoro]イタリア料理で非常によく使われる食材。大航海時代後にイタリアにも持ち込まれたが当初は観賞用。18世紀初頭より料理に使われるようになった比較的新しい食材です。 トマト、チェリートマト(ミニトマト)として ... [詳細解説へ]
読み方:ポモドーロ
ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
バター[burro]読み方:ブーロ
ペンネ[penne]ペン先状、筒状のパスタの総称で、中でもペンネ・リガーテ (penne rigate) は表面には細かい溝があり(rigate は、”溝が入った” の意味)、ソースが絡みやすくな ... [詳細解説へ]
読み方:ぺんね
分類:パスタ
代用品:ショートパスタ全般
マグロ[tonno]マグロ、マグロの油漬けとはツナ缶のことです。
読み方:トンノ
分類:魚
リガトーニ[rigatoni]形状は短い環状で中心に大きな穴が開いていて、外側には筋状の模様が入っているショートパスタ。
読み方:リガトーニ
分類:パスタ
牛乳[latte]読み方:ラッテ
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜
胡椒[pepe]読み方:ペペ
分類:香辛料

このページのURLをコピーする

Ricetta relativa a "セロリ"

セロリのポルペッテ

セロリのポルペッテ

Polpette di sedano(ポルペッテ・ディ・セダノ)イタリア料理ではニンジン、セロリ、タマネギを非常によく使い、この香味野菜らは主にソテーして様々な料理で使用します。 この三種類の野菜は、ある種特別の素材といえ不可欠です。 ポルペッテは日 …

ジャガイモとセロリのスパイス煮込み

ジャガイモとセロリのスパイス煮込み

Umido di patate e sedano alle spezie(ウミド・ディ・パターテ・エ・セダノ・アレ・スペッツェ)スパイスを複合したカレーをつかった仕上げはイタリアンのイメージを持たない方は多いかもしれませんが、香辛料は古くから使用する …

ジャガイモ、セロリ、ニンジンのミネストラ

ジャガイモ、セロリ、ニンジンのミネストラ

Minestra con patate sedano e carote(ミネストラ・コン・パターテ・セダノ・エ・カローテ)イタリア人にとってミネストラの温かみは、家庭・祖母の味を思い出させるものなのだそうです。 新鮮な野菜がたっぷり入った温かいスープ …

セロリのアンチョビ炒め

セロリのアンチョビ炒め

Sedano in padella alle acciughe(セダノ・イン・パデッラ・アッレ・アッチュウゲ)アンチョビを添えたセロリの組み合わせは、本当に美味しいですが、珍しい組み合わせの付け合わせ(コントルノ)だそうです。 イタリア料理では非常に …

ネギとセロリのマリネ

ネギとセロリのマリネ

Porri e sedano marinati(ポーリ・エ・セダノ・マリナーティ)ネギとセロリのマリネは、手軽に作れる洗練された冷たい前菜(アンティパスト)です。 マリネは、ビネガー(酢)やレモン汁などの酸をベースとして、オイル、スパイス、香草等でソ …

セロリのレモン煮

セロリのレモン煮

Sedano brasato al limone(セダノ・ブラサート・アル・リモーネ)セロリのレモン煮はとても簡単に作れる付け合わせ(コントルノ)です。 肉料理によく合う、軽くて健康的ですっきりとする風味です。セロリはカロリーがほとんどなく、繊維、栄 …

人参とセロリの炒め煮

人参とセロリの炒め煮

Carote brasate al sedano(カローテ・ブラザーテ・アル・セダノ)にんじんとセロリの炒め煮は、風味と色合いが調和した料理です。 本来の旬は秋にになりますが、ニンジンやセロリは一年中購入できとても美味しく頂け、非常に美味しいアンティ …

セロリのペストパスタ

セロリのペストパスタ

Pasta al pesto di sedano(パスタ・アル・ペスト・ディ・セダノ)新鮮でおいしいセロリのペストを添えたパスタは、とてもシンプルなプリモで、温かくても冷たくしてもおいしく食せます。 この料理の主役はセロリのペストです。 セロリのペス …

セロリのパルミジャーノ添え

セロリのパルミジャーノ添え

Sedano con parmigiano(セダノ・コン・パルミジャーノ)セロリのパルミジャーノ添えは、肉料理にも魚料理にもよく合う簡単なアンティパスト(前菜)です。 さらに、特に野菜が好きな人であれば、この料理は軽い二皿目(セコンド・ピアット)とし …

パスタとさつまいも

パスタとさつまいも

Pasta e patate dolci(パスタ・エ・パターテ・ドルチ)パスタとサツマイモを組み合わせた料理は、イタリアンの定番に和風の甘さを取り入れた、魅力的な一皿です。このレシピでは、サツマイモの自然な甘みとクリーミーな食感が、パスタのもちもちと …

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

Articolo correlato