サワークリームのパスタ

サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】

Pasta alla panna acidaパスタ・アッラ・パンナ・アチダ

サワークリームは東ヨーロッパおよび中央ヨーロッパ料理の伝統的なものですが、主に調味料として使用されることが多いものです。

イタリアにおいても使用されることもありますが、このレシピは伝統料理ではなく、創作料理に分類されるものです。

今回は、フォンティーナやカチョッタなどのチーズの組み合わせ、美味しくてクリーミーに仕上げています。

バター、牛乳、サワークリームを、ナツメグとタイム・バジル等で風味付けしたチーズを加えていますが、カチョッタ・ペペロンチーノやゴルゴンゾーラ(ピカンテ)にみられるようにほんのりとスパイシー(辛み)を加えた仕上げです。

サワークリームのさわやかさを感じつつ、チーズの美味しさを堪能できる非常に美味しい一皿になっていますよ!


サワークリームのパスタ材料4人分

パスタ 320g
サワークリーム 200g(作り方
牛乳 200ml
フォンティーナ100g(代用:ゴーダ)
カチョッタ・ペペロンチーノ 60g(代用:フォンティーナ増量+チリ)
ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)40g
ナツメグ適量
タイム適量
バジル適量
イタリアンパセリ(オプション)
バター 40g
塩適量

1人分:約741カロリー


サワークリームのパスタ調理工程(約20分)

STEP1 フォンティーナとカチョッタを小さな立方体にカットしておきます。

1%の塩を加えた湯を沸かし、パスタを茹でます。

表記時間より2分早くゆで上げる予定です。

その間にフライパンを熱し、バターを溶かします。
サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】の調理工程1
STEP2 ナツメグ、と一つまみの塩をを加え、牛乳、サワークリームを入れて、スプーンで絶えずかき混ぜながら煮込み溶かしこみます。

お好みでパセリを加える場合は、この段階で仕上げ分を除き、茎の硬い部分主として加えます。
サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】の調理工程2
STEP3 準備しておいたフォンティーナとカチョッタを加え、弱火にかけて溶かします。

カチョッタ・ペペロンチーノをフォンティーナ等で代用している場合、チリ(カイエンペッパー)を振りかけます。

タイムの葉を加え、ゆっくりと混ぜて、ナツメグや塩味をチェックしたらベースソースの完成です。

パスタが茹で上がる迄火を止めて待機します。
サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】の調理工程3
STEP4 パスタが茹で上がったらよく湯をきり、ベースソースの中に加え、あえ煮込んでいきます(リゾッターレ)。
サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】の調理工程4
STEP5 ソースをパスタに全て閉じ込めたら火を止めてゴルゴンゾーラを全体に混ぜ合わせて仕上げです。

皿に盛り付けてタイムとバジルを散らして完成です。
サワークリームのパスタ【パスタ・アッラ・パンナ・アチダ】の調理工程5

サワークリームのパスタの調理ポイント

サワークリームが主役のパスタですが、チーズとの相性の良さを前面に出した調理法です。

スパイシーな風味がとても素晴らしく、食べ応えもあります。

チーズの種類はお好みで変更して楽しむことができますよ!


サワークリームのパスタについてマスターの言及


サワークリームのパスタを評価する
記事内食材解説・補足
カチョッタ[caciotta]牛、羊、ヤギ、または水牛の乳からイタリアで製造されるチーズの一種です。癖のない風味のカチョッタには十数種類のバリエーションがあります。 熟成するとスパイシーな香りが強くなるそうです。 専門店でないと入 ... [詳細解説へ]
読み方:カチョッタ
分類:チーズ
ゴルゴンゾーラ[gorgonzola]世界三大ブルーチーズ。イタリアの代表的なチーズのひとつ。ピカンテ(辛い)とドルチェ(甘い)の二種類があり、調理で使う場合、ドルチェを使うことがほどんどです。
読み方:ゴルゴンゾーラ
分類:チーズ
サワークリーム[panna acida]生クリームを乳酸菌で発酵させることで作る脂肪分に富む乳製品です。 東ヨーロッパおよび中央ヨーロッパ料理の伝統的なもので、ヨーロッパ、北アメリカ料理に調味料としてよく使用されます。 サワークリームの作り ... [詳細解説へ]
読み方:パンナ・アチダ
ショートパスタ[pasta corta]ロングパスタに対して短いパスタで、形状が変わると料理の味わいも変わります。その種類は非常に豊富
読み方:パスタ・コルタ
分類:パスタ
セダニーニ[sedanini]セダニーニ(・リガーテ[Rigate])は北イタリアで非常に一般的なパスタの一種で、わずかな湾曲とラインが特徴です。 セロリ(Sedano)を由来とし、ペンネやマカロニよりも大きいショートパスタです。 ... [詳細解説へ]
読み方:セダニーニ
分類:パスタ
代用品:ショートパスタ
タイム[timo]肉や魚、卵、野菜などなんにでも非常に合わせやすい。好みで加えるくらいの感覚で使ってもいいと個人的には思います。
読み方:ティモ
分類:香草
代用品:オレガノ
ナツメグ[noce moscata]読み方:ノチェ・モスカータ
分類:香辛料
代用品:ターメリック
バジル[basilico]読み方:バジリコ
分類:香草
バター[burro]読み方:ブーロ
フォンティーナ[fontina]イタリアで生産される、牛乳を原料としたセミハードタイプのチーズです。1996年にEUの原産地名称保護制度(DOP)の認定を受けています。 土、キノコ、木の香りがすると言われ、ロースト肉やトリュフと相性 ... [詳細解説へ]
読み方:フォンティーナ
分類:チーズ
代用品:ゴーダ|フェタ|プロヴォローネ
牛乳[latte]読み方:ラッテ

このページのURLをコピーする

Ricetta relativa a "サワークリーム"

サワークリームのポテトサラダ

Insalata di patate con panna acida(インサラタ・ディ・パタテ・コン・パンナ・アチダ)サワークリームを添えたポテトサラダは、準備がとても簡単なおかず(コントルノ)で、肉や魚のメインコース(セコンド)に添えるのに最適です …

ブロッコリーとじゃがいものポルペッテ

Polpette di broccoli e patate(ポルペッテ・ディ・ブロッコリ・エ・パタテ)ブロッコリーとじゃがいものポルペッテは、フィンガーフードの前菜(アンティパスト)としてもベジタリアンの2番目のコース(セコンド)として提供できる品で …

牡蠣のリゾット

Risotto all'ostrica(リゾット・アッローストリカ)牡蠣は家庭で使用される食材ではなく、高級食材の類になるからなのか最良のレシピを探してみても統一性がなく、多くの場合、使用される食材が非常に高級です。 高級な食材であることを承知の上で …

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

Articolo correlato