鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート

鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート【ストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ】

Stufato di pollo e peperoni agli agrumiストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ

鶏の胸肉、パプリカ、豆、トマトとオレンジジュースから作られたソースでゆっくりと調理します。

鶏肉とオレンジの組み合わせは非常に好ましい風味を作り出すため、鶏肉とオレンジをオリーブオイルで炒める料理(Bocconcini di pollo all’arancia)がシンプルで美味しいとしてよく食されるそうです。

今回は、パプリカを加えて仕上げた絶品といってよいだろう味わいのストゥファートをご紹介いたします。

尚、僕ははちみつは常備していますが、メープルシロップはあまり好みでありません(当店ではメープルシロップの代わりに自家製のティーシロップを使用しています)。その為、今回ははちみつを使用しました。


鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート材料3人分

鶏の胸肉300g
玉ねぎ1/2個
ニンニク2欠片
パプリカ(赤・黄)200g
唐辛子1本
オリーブオイル大匙1と1/2
ホールトマト200g(代用:トマトソース)
オレンジジュース125ml
メープルシロップ大匙1/2(代用:はちみつ×0.8分量)
レーズン大匙3
オレガノ小匙1
湯50ml
カネリーニ豆250g(代用:いんげん豆、ひよこ豆)
塩・胡椒適量

1人分:約370カロリー


鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート調理工程(約60分)

STEP1 野菜をカットして準備します。玉ねぎは粗く刻み、ニンニクも細かく刻みパプリカを角切りにします。

唐辛子を刻み、鶏むね肉は1.5cm角に切ります。
STEP2 フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけます。

鶏肉を加え、塩とコショウを加えてしっかりと焼き色を付けるように、きつね色になるまで約10分間炒めます。

時々かき混ぜ、肉汁が出て、鶏肉がきつね色になったら一旦茹で汁と一緒に取り出して保存します。
鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート【ストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ】の調理工程2
STEP3 同じフライパンに、必要に応じて少量の油を加え、玉ねぎを投下して下塩をしてから4〜5分間炒めます。

次にパプリカ、ニンニク、唐辛子を加え、時々かき混ぜながら、中火でこれも4〜5分炒めます。
鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート【ストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ】の調理工程3
STEP4 トマト缶、オレンジジュース、メープルシロップ、レーズン、オレガノを加えます。

2〜3分加熱してから鶏肉を汁ごと鍋に戻し、必要に応じて水を加え、十分にスープでおおわれた状態を作り、蓋をして20分間煮ます。
鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート【ストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ】の調理工程4
STEP5 豆をよく水切りして洗い、再び水気を切って鍋に加えます。

15分間加熱を続けます。

全て煮えたら塩味をチェック、調整したら仕上げです。

皿に盛り付けて完成です。
鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファート【ストゥファート・ディ・ポッロ・エ・ペペローニ・アリ・アルグミ】の調理工程5

鶏肉とパプリカの柑橘ストゥファートの調理ポイント

投下する食材が少し多い料理ですが、調理そのものは非常に簡単です。

煮込みの段階で水分の追加投下が必要になりますので、加熱とスープの量をよくみながら必要に応じて湯を少量ずつ追加するようにしましょう。

非常に美味しい一皿が出来上がりますよ!


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記事内食材解説・補足
オレガノ[origano]別名:マジョラム。肉やチーズ、トマトとの相性が良い。古代ローマの時代から薬用、調味料・香辛料として使われてきました。
読み方:オリーガノ
分類:香草
代用品:バジル|イタリアンパセリ
オレンジ[mandarino]読み方:マンダリーノ
分類:柑橘類
カネリーニ豆[fagioli cannellini]所謂白インゲン豆です。乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は220%と言われています。 カネリーニ豆の準備の仕方 まず、調理の前日から(最低8時間、1~2回水を替える)一晩水につけておきます。 オリーブ ... [詳細解説へ]
読み方:ファジョーリ・カネリーニ
代用品:黒豆・いんげん豆
ストゥファート[stufato]ストゥファートは、煮込み料理(ラグー)の一種で、日本語訳では「シチュー」となります。 イタリア語圏の中でも一つの議題となるらしいのですが、同じシチューを指すスペッツァティーノ[spezzatino]と ... [詳細解説へ]
読み方:ストゥファート
分類:ラグー
トマト[pomodoro]イタリア料理で非常によく使われる食材。大航海時代後にイタリアにも持ち込まれたが当初は観賞用。18世紀初頭より料理に使われるようになった比較的新しい食材です。 トマト、チェリートマト(ミニトマト)として ... [詳細解説へ]
読み方:ポモドーロ
ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
ピーマン[peperone]緑のピーマン、熟すと赤くなると言われており、翻訳でもpeperoneで一致します。翻訳ではピーマンとなりますが、どちらもナス科トウガラシ属ですが、実は品種が違います。 中型種のピーマンに対し、パプリカ ... [詳細解説へ]
読み方:ペペローネ
メープルシロップ[sciroppo dacero]読み方:シロップ・ダーチェロ
レーズン[uva passa]読み方:ウーヴァ・パッサ
唐辛子[peperoncino]読み方:ペペロンチーノ
分類:香辛料
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜
鶏肉[carne di pollo]読み方:カルネ・ディ・ポッロ
分類:肉

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