Risotto alla milaneseリゾット・アラ・ミラネーゼ
ミラノのリゾットは、ロンバルディアの最も有名で高く評価されている郷土料理の一つですが、郷土料理だからこそ、異なる作り方には厳しいそうです。
異なる作り方、日本の家庭では用意が難しい牛骨髄肉(ボーンマロー)の不使用が該当しそうですが、別の調理方法はRisotto allo zafferano(リゾット・アッロ・ザッフェラーノ:サフランのリゾット)だから混同するなよという指摘が散見されます。
僕も今回レシピをまとめるために調べてこんなに厳しい指摘をするんだと驚きと共に認識をしたのですが、今まで僕がシンプルバージョンとしていた(TOP画像も)もサフランのリゾットと改めないといけませんね!
ミラノ風リゾットは、米、サフラン、バターだけでなく、それをユニークなものにしているのは、特別な風味と食感を与える牛の骨髄だととても主張していますので、郷土料理のレシピを守るという観点からも大切な主張だと思います。
それにこれだけ美味しいのだから余計な事せず忠実に作った方がいいのは間違いないと思うし、この姿勢、僕は賛同します。
最後に小ネタです。この黄色のリゾットは1574年、ミラノ大聖堂の建設に携わっていたベルギーのガラス職人達の宴会の際にリゾットにサフランを入れるという悪戯からはじまったという伝承があるのだそうです。
ミラノ風リゾット材料2人分
米160g
牛骨髄(ボーンマロー)30g
白ワイン50ml
バター60g
肉のブロード適量(1Lくらい)
タマネギ30g
サフラン0.2g
グラナ・ロジャーノ(代用:グラナ・パダーノ/パルミジャーノ)30g
牛骨髄(ボーンマロー)30g
白ワイン50ml
バター60g
肉のブロード適量(1Lくらい)
タマネギ30g
サフラン0.2g
グラナ・ロジャーノ(代用:グラナ・パダーノ/パルミジャーノ)30g
1人分:約677カロリー
ミラノ風リゾット調理工程(約30分)
STEP1 鍋でブロードを加熱し、お玉数杯をサフランと一緒にボウルに移します。
玉ねぎをみじん切りにし、2/3のバターと一緒に極弱火で少なくとも15分間炒めます。
米を加えて2〜3分間炒めてオイルコーティングします。白ワインを加えてまぜ、しっかりとアルコールを飛ばします。
玉ねぎをみじん切りにし、2/3のバターと一緒に極弱火で少なくとも15分間炒めます。
米を加えて2〜3分間炒めてオイルコーティングします。白ワインを加えてまぜ、しっかりとアルコールを飛ばします。
STEP2 サフランを溶かした熱い煮汁をお玉一杯分加えます。
必要に応じて、調理されるまで残りのスープをお玉一杯ずつ加えつつ調理していきます。
骨髄の入った骨からナイフを使い、慎重に壊さないように注意しながら骨髄を抽出します。
片面 1 分間焼きます(飾り用)。残りの骨髄を立方体に切り、調理が終了する直前の米に加えます。
必要に応じて、調理されるまで残りのスープをお玉一杯ずつ加えつつ調理していきます。
骨髄の入った骨からナイフを使い、慎重に壊さないように注意しながら骨髄を抽出します。
片面 1 分間焼きます(飾り用)。残りの骨髄を立方体に切り、調理が終了する直前の米に加えます。
STEP3 米がベストの状態になったら、グラナ・ロディジャーノとバターを添え火を消してあえなじませて仕上げ。
20秒間休ませてから、一皿ごとに骨髄肉をリゾットの上に置いて飾り付けて完成です!
20秒間休ませてから、一皿ごとに骨髄肉をリゾットの上に置いて飾り付けて完成です!
ミラノ風リゾットの調理ポイント
サフランを煮出して色付けした調理水を使用することと、ボーンマロー加えること以外はパルミジャーノのリゾットと同じ調理方法です。
非常に有名なミラネーゼですが、見栄えだけでなく極み美味しい一品です。
ミラノ風リゾットを評価する
コメントする