さつまいものヴェルタータ

さつまいものヴェルタータ【ヴェルタータ・ディ・パターテ・ドルチ】

Vellutata di patate dolciヴェルタータ・ディ・パターテ・ドルチ

サツマイモのヴェルタータは、温かく心地よい秋のプリモです。

薩摩芋としてしられるこの芋は、西洋ではスイートポテト(英語)やアメリカン・ポテト等と呼ばれ、日本では見かけませんが鮮明なオレンジ色や白色など色彩も豊かです(実の部分)。

調理してしっかりとうま味を引き出すように火を通した後、濃厚でクリーミーなピューレが得られるまでブレンドします。

付け合わせの定番としてはカリカリにしたベーコンや、薩摩芋そのものを薄切りにして炒めたもの、ローズマリーでクロスティーニ(クルトン)等を添えて仕上げます。

非常に優しくほんのりとした甘みに加えてしっかりとした旨味、風味は素晴らしい一皿です。


さつまいものヴェルタータ材料4人分

サツマイモ 1kg
ネギ 80g
オリーブオイル 大匙2
バター 30g
野菜ブロード1L(作り方
生クリーム 150ml
塩適量
スイートパプリカ 小匙1/2

1人分:約426カロリー


さつまいものヴェルタータ調理工程(約40分)

STEP1 ネギを薄くスライスして、オリーブオイルとバターと一緒に鍋で極弱火で最低15分炒めます。

その間にサツマイモの皮をむき、立方体に切ります。
STEP2 ネギがしおれて色がなくなったら、サツマイモを鍋に加え、野菜ブロードを投下します。

塩で味付けし、蓋をして柔らかくなるまで煮ます(約20分)。

次に浸漬ブレンダーでピューレ状に、ベルベットのように滑らかなクリームなるまでブレンドします。

このさつまいもクリームに生クリーム、パプリカを加え、塩で味付けします。

濃すぎる場合は、野菜ブロードを追加して調整してください。

ヴェルタータの仕上げです。
STEP3 付け合わせにベーコンやサツマイモを炒めたもの(薄切り)、ローズマリーで炒めたパン(クルトン)等をお好みでを用意します。

皿にヴェルタータを盛り付けて用意した付け合わせを飾って完成です。

さつまいものヴェルタータの調理ポイント

野菜類の旨味を引き出すように炒め、煮込み、ピューレにするという調理工程そのものは非常に簡単な一皿です。


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記事内食材解説・補足
クリーム[crema]読み方:クレマ
サツマイモ[patata dolce]イタリアにおいては、他にpatata americana(パタータ・アメリカーナ)の別名もあります。また、実は和名においても「アメリカイモ」の別名があります。 独特の甘さがあり、英語では Sweet  ... [詳細解説へ]
読み方:パタータ・ドルチェ
代用品:ジャガイモ
スープ[zuppa]いわゆるスープです。
読み方:ズッパ
ネギ[cipolle al verde]「緑のソースで調理された玉ねぎ」という意味です。通常、ネギや玉ねぎを薄切りにし、緑の香草や他の調味料と一緒に調理されます。味わい深い料理として人気があります。
読み方:チポーレ・アル・ヴェールデ
バター[burro]読み方:ブーロ
ピーマン[peperone]緑のピーマン、熟すと赤くなると言われており、翻訳でもpeperoneで一致します。翻訳ではピーマンとなりますが、どちらもナス科トウガラシ属ですが、実は品種が違います。 中型種のピーマンに対し、パプリカ ... [詳細解説へ]
読み方:ペペローネ
ブロード[brodo]イタリアの出汁のことです。 ブロードの作り方はこちらなのでご確認下さい! フランス語のブイヨンはブロードのことなので市販のものを使う事はOK(肉のブロード)ですが、コンソメは味付けがなされているのでタ ... [詳細解説へ]
読み方:ブロード
分類:出汁

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