豆入り牛肉のウミド

 
豆入り牛肉のウミド【ウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ】

Umido di manzo con fagioliウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ

ウミドとは、湿る・煮るという意味で煮込みのことを指します。これまでスペッツァティーノやストゥファートをそれぞれいくつも紹介してきましたが、このウミドも煮込み、シチューと訳される料理です。

牛肉のスペッツァティーノ



肉を塩ゆでし、そのゆで汁を出汁として使用する特徴的なレシピです。

とても美味しくて満足度の高い、セコンドですよ!


豆入り牛肉のウミド材料4人分

牛肩ロース 800グラム
ボルロッティ豆220g(缶又は調理済み500g)
トマトソース 100g(代用:トマトピューレ)
オリーブオイル大匙4
玉ねぎ 1個
イタリアンパセリ 1束
塩・黒胡椒 適量

1人分:約571カロリー


豆入り牛肉のウミド調理工程(約80分)

STEP1 肉の筋を取り除き、1%の塩を加えた湯で20分ほど茹でます。

水気を切って5cm幅くらいの一口大に切ります。

煮汁の一部は後で使用するので、アクを取り除き確保しておきます。
豆入り牛肉のウミド【ウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ】の調理工程1
STEP2 鍋にオリーブオイルを注ぎ、みじん切りにした玉ねぎを投下して、下塩をして炒めます。

玉ねぎが茶色になり始めたら、トマトソースを加えます。

塩、胡椒で味付けし、イタリアンパセリの茎の部分を加えます。
豆入り牛肉のウミド【ウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ】の調理工程2
STEP3 茹で汁を切った豆と肉を、鍋に加え、肉を茹でたゆで汁(出汁)をお玉で鍋に加えます。

出汁で具材を全て覆うくらいに入れてから鍋に蓋をし、30分間煮込みます。

鍋が乾きすぎた場合は出汁を追加してください。
豆入り牛肉のウミド【ウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ】の調理工程3
STEP4 煮込み時間が経過したら、蓋を開け、塩味のチェック、水分量が多い場合は、蓋を開けたまま煮込みを継続し、水分量を調整します。

ちょうどよくなったら仕上げです。

皿に盛り付けてイタリアンパセリを散らして完成です。
豆入り牛肉のウミド【ウミド・ディ・マンゾ・コン・ファジョーリ】の調理工程4

豆入り牛肉のウミドの調理ポイント

肉を最初に塩水で茹で、そのゆで汁を出しに使う為、ブロードが不要です。

各食材を炒め、丁寧に煮込んでいけばあとは塩加減に注意すれば美味しく仕上がります。


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記事内食材解説・補足
イタリアンパセリ[prezzemolo]香味野菜として使います。すり潰した葉や細かく刻んだ葉を料理のソースやドレッシングなどに利用したり、茎や葉を煮込み入れたり、そのままちぎってパスタなどの料理に添えられたりします。肉や魚の臭い消し、ビネガ ... [詳細解説へ]
読み方:プレッツェモロ
分類:香草
代用品:バジル|三つ葉|セロリの葉
ウミド[umido]イタリア語で「湿る」の意味があり、料理では、「煮る」という意味合い、煮込み料理の分類として使用されます。 イタリアの煮込み料理というとストゥファートやスペッツァティーノと共にこのウミド[umido]の ... [詳細解説へ]
読み方:ウミド
分類:煮込
トマト[pomodoro]イタリア料理で非常によく使われる食材。大航海時代後にイタリアにも持ち込まれたが当初は観賞用。18世紀初頭より料理に使われるようになった比較的新しい食材です。 トマト、チェリートマト(ミニトマト)として ... [詳細解説へ]
読み方:ポモドーロ
ボルロッティ豆[fagioli borlotti]うずら豆のこと、乾燥豆から下茹でした場合の重量変化は230%と言われています。 下処理はひよこ豆と同様にローリエの葉を1~2枚添えて一晩(8時間程度)水につけておく必要があります。 次に、水をよく切っ ... [詳細解説へ]
読み方:ファジョーリ・ボルロッティ
分類:豆
牛肉[manzo]イタリアでは牛肉に使用する牛の呼び方が5種類あります。 まず、仔牛は、生後何か月が経過したかによって、ビッテロ、ビッテローネと呼び名が変わります。 成牛は、去勢前の牛であるボビーノ・アダルト、生後3年 ... [詳細解説へ]
読み方:マンゾ
玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜
胡椒[pepe]読み方:ペペ
分類:香辛料

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