
Spaghetti con le uova sodeスパゲッティ・コン・レ・ウォヴァ・ソーデ
ゆで卵を使ったスパゲッティと聞くと、とても素朴な料理を想像するかもしれません。ところが、アンチョビ、ケッパー、にんにく、イタリアンパセリを組み合わせることで、たった1個のゆで卵が一皿の料理として驚くほど豊かな味わいに変わります。
アンチョビの強いうま味と塩気、ケッパーの酸味を含んだ風味、にんにくの香りがオリーブオイルの中で一体となり、そこへ粗く刻んだゆで卵のまろやかさが加わります。仕上げのイタリアンパセリも単なる飾りではなく、香りとほろ苦さを加えて全体を引き締める大切な食材です。
日本ではアンチョビやケッパー、イタリアンパセリを日常的に使わない家庭も多いかもしれません。しかし、この組み合わせを知ると、身近なゆで卵がこれほど完成度の高いパスタ料理になることに驚くと思います。材料はシンプルで、調理時間も短い。それでいて食べ応えがあり、卵1個分のたんぱく質もしっかり摂れる、とても満足度の高い一皿です。
パスタはスパゲッティがおすすめです。表示時間より数分早めに引き上げ、アンチョビとケッパーのソースを作ったフライパンへ移して、少量のゆで汁と一緒に仕上げます。最後の数分をソースの中で火入れすることで、パスタそのものにうま味を吸わせながら、ちょうどよいアルデンテに整えることができます。
卵を使った手軽なスパゲッティとしては、当サイトの貧困時代のスパゲッティ(スパゲッティ・アッラ・ポヴェレッラ)もおすすめです。目玉焼きを使うまったく異なる仕立てですが、限られた身近な食材から満足度の高い一皿を作るという魅力は共通しています。
また、卵を使ったイタリアの代表的なパスタならカルボナーラもあります。ゆで卵、目玉焼き、卵をソースとして使う料理。それぞれ調理法は違いますが、卵という一つの食材の表情の広さを感じられると思います。
今回のゆで卵のスパゲッティは、その中でも特に手軽で失敗しにくく、短時間で仕上げられるレシピです。たった1個のゆで卵が、アンチョビやケッパー、パセリと出会うことで、非常に風味豊かで豪勢な一皿になります。忙しい日の食事にも、少ない材料でしっかりおいしいものを食べたい時にも、強くおすすめしたいスパゲッティです。
ゆで卵のスパゲッティ材料4人分
ゆで卵 4個
ケッパー 40g
アンチョビフィレ 8枚
にんにく 1片
イタリアンパセリ 1束
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ4
塩 適量
1人分:約590カロリー
ゆで卵のスパゲッティ調理工程(約22分)

ゆで卵のスパゲッティの調理ポイント
アンチョビは形がなくなるまでオイルの中でゆっくり溶かすことで、塩気とうま味がソース全体に均一になじみます。
ケッパーが塩漬けの場合は、塩気が強すぎないよう必要に応じて軽く塩抜きしてから使います。
スパゲッティは表示時間より数分早く引き上げ、フライパンの中でソースとゆで汁を吸わせながら最後の火入れをすると、風味がしっかりなじみます。
ゆで卵を生卵から用意する場合は、冷水から火にかけ、沸騰してから約7分を目安にすると適度な柔らかさに仕上がります。
イタリアンパセリは飾りではなく味を構成する食材の一つです。たっぷり加えることで、アンチョビと卵のコクに爽やかな香りが加わります。

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