
Pasta con le castagneパスタ・コン・レ・カスタングェ
栗のやさしい甘みを主役にした、秋らしいスパゲッティです。にんにくの香りとセージ、フェンネルシードの爽やかな風味を重ねることで、栗の甘みとコクが一段と引き立ちます。材料は素朴ですが、栗そのもののおいしさをしっかり味わえる一皿です。
生栗が手に入る秋には、塩と香草を加えた湯で柔らかく茹で、鬼皮と渋皮をむいて使います。一方、日本で手に入りやすい天津甘栗や市販の茹で栗、むき栗など、すでに加熱済みの栗を使う場合は下茹でを省略できます。短時間で作りたい日にも楽しみやすいレシピです。甘みの強い味付き甘栗を使う場合は、塩を控えめにして味を調整してください。
栗は日本でも古くから食用にされてきた身近な木の実ですが、ヨーロッパ、とりわけイタリアの山間部でも重要な食材でした。穀物が育ちにくい土地では保存性のある栗が人々の暮らしを支え、乾燥させて粉にし、パンや菓子、ポレンタ、手打ちパスタなどに利用されてきました。
イタリアで「栗のパスタ」というと、栗粉やつぶした栗を小麦粉に混ぜ込み、麺そのものに栗の風味を持たせた手打ちパスタもよく知られています。今回の料理は、一般的な乾燥スパゲッティを使い、栗を具材として楽しむ作り方です。特別な道具や手打ちの技術がなくても、栗のほくほくした食感と甘みを手軽に味わえるため、秋にぜひ作りたい一品です。
セージがない場合はローズマリーを少量、フェンネルシードがない場合はクミンシードをほんの少量使えます。香りが強いため、代用品はいずれも控えめに加えるのがポイントです。
栗のスパゲッティ材料4人分
栗(茹でて皮をむいたもの、または加熱済みの甘栗・むき栗)150g
にんにく 2片
オリーブオイル 大さじ4
セージ 2〜3枚(代用:ローズマリー 少量)
フェンネルシード 小さじ1/4(代用:クミンシード ひとつまみ)
塩 適量
黒こしょう 適量
1人分:約457カロリー
栗のスパゲッティ調理工程(約40分)
栗のスパゲッティの調理ポイント
加熱済みの甘栗やむき栗なら、栗を茹でる工程を省略して約20分で調理できます。
味付きの天津甘栗は商品によって甘さや塩分が異なるため、調味は最後に調整してください。
栗はすべてつぶさず、粗く刻んだものを残すと、ほくほくした食感とソースのなめらかさを同時に楽しめます。
セージやフェンネルシードの代用品は香りが強いため、入れすぎないことが大切です。

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