苦瓜の炒め物

苦瓜の炒め物【メローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ】

Melone amaro saltato in padellaメローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ

Melone amaro saltato in padella(メローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ)は、苦瓜をニンニク、オリーブオイル、アンチョビで炒めるシンプルな一皿です。日本ではゴーヤの名前でよく知られ、とくに沖縄料理では身近な野菜ですが、ここではイタリア料理の炒め物として仕上げます。

苦瓜の魅力は、何といってもはっきりした苦味です。苦味そのものを楽しむなら、ニンニク、オリーブオイル、唐辛子だけで炒めても十分に成立します。ただ、苦瓜によってはかなり苦味が強く、慣れていない人には食べにくいこともあります。

そこで今回は玉ねぎを加えました。アンチョビの旨味に玉ねぎの甘みを重ねることで、苦瓜らしさを残しながら角のある苦味を少し和らげます。量増しにもなり、前菜としても食べやすいバランスです。

仕上げのアレンジは二方向。爽やかにしたい日はレモン汁やレモンの皮を少量。食べごたえと香ばしさを足したい日は、パン粉をオリーブオイルで茶色くなるまで炒めてから散らすのがおすすめです。パン粉はそのまま振るより、ムディッカ・アットゥッラータのようにしっかり炒めて香ばしくした方が、苦味との相性もよくなります。

ただし、レモンと炒めパン粉はどちらも個性が強いため、同時に加えるより、その日の気分でどちらか一方を選ぶ方がまとまりやすいと思います。苦味、甘み、旨味のバランスを楽しむ、簡単ながら印象の強いアンティパストです。


苦瓜の炒め物材料4人分

苦瓜 2本(中サイズ・約500g目安)
玉ねぎ 150g
アンチョビ 4フィレ
ニンニク 1片
オリーブオイル 大さじ2
唐辛子 1本(好みで)
塩 適量
胡椒 適量

【仕上げ・好みでどちらか一方】
レモン汁 1/2個分(またはレモンの皮 少量)
または
パン粉 30g+オリーブオイル 小さじ2程度

1人分:約110カロリー


苦瓜の炒め物調理工程(約45分)

STEP1 苦瓜を縦半分に切り、スプーンで種と白いワタを取り除きます。5mm前後の薄切りにし、苦味を少し和らげたい場合は塩少々を加えた水に20〜30分ほどさらします。水気を切り、必要ならさっと洗ってからしっかり水分を拭き取ります。
苦瓜の炒め物【メローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ】の調理工程1
STEP2 玉ねぎは薄切りにします。フライパンにオリーブオイル、軽く潰したニンニク、好みで唐辛子を入れて中火にかけ、香りをオイルへ移します。
STEP3 アンチョビと玉ねぎを加えます。アンチョビをオイルの中で崩して溶かしながら、玉ねぎがしんなりして甘みが出るまで炒めます。アンチョビの旨味と玉ねぎの甘みをここでしっかり土台にします。
苦瓜の炒め物【メローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ】の調理工程3
STEP4 苦瓜を加えて全体をよく混ぜ、中火で10〜12分ほど炒めます。苦瓜が柔らかくなりながらも、少し食感が残る程度が目安です。アンチョビの塩気を確認してから、必要に応じて塩・胡椒で味を整えます。
苦瓜の炒め物【メローネ・アマーロ・サルタート・イン・パデッラ】の調理工程4
STEP5 爽やかに仕上げる場合は、火を止めてからレモン汁、またはすりおろしたレモンの皮を少量加えます。苦味に酸味と香りが加わり、軽い仕上がりになります。
STEP6 別の仕上げとしてパン粉を使う場合は、レモンは加えず、別の小さなフライパンでオリーブオイルとパン粉をきつね色になるまで炒めます。好みで少量のニンニクや香草を加えても構いません。香ばしくなったパン粉を完成した苦瓜に散らして仕上げます。

苦瓜の炒め物の調理ポイント

苦瓜の白いワタと種は取り除きます。苦味が強そうな場合や苦味が苦手な場合は、薄切りにした後、塩水に20〜30分さらすと食べやすくなります。
苦瓜そのものの苦味を楽しみたい場合は、さらす時間を短くするか、この工程を省いても構いません。
今回のアレンジのポイントは玉ねぎです。アンチョビの旨味に玉ねぎの甘みを加えることで、苦味の角を和らげながら量も増やせます。
塩は最後に必ず味を見てから加えてください。アンチョビ自体の塩気が強いため、追加の塩がほとんど不要な場合があります。
仕上げはレモンか炒めパン粉のどちらか一方がおすすめです。両方を一緒に加えるより、それぞれ別の方向性として楽しむ方が味がまとまります。
パン粉を使う場合は、そのまま振りかけず、必ずオリーブオイルで茶色く香ばしくなるまで炒めます。好みでニンニクやイタリアンパセリなどを加えると、ムディッカ・アットゥッラータを思わせる仕上がりになります。
パン粉を加えると食べごたえが増し、香ばしさによって苦味も穏やかに感じやすくなります。
カロリーはレモン・炒めパン粉のオプションを含めない基本材料から算出した1人前あたりの概算です。


苦瓜の炒め物を評価する
記事内食材解説・補足
アンチョビ[acciughe]カタクチイワシの塩漬けを熟成・発酵させ、オリーブオイルに漬けたものです。
読み方:アッチュウゲ
代用品:オイルサーディン|いかの塩辛
オリーブオイル[olio di oliva]オリーブの果実から搾油して作られる植物油です。イタリア料理では加熱調理や仕上げ、ドレッシングなど幅広く使用されます。

ニンニク[aglio]読み方:アーリオ
分類:香味野菜
パン粉[pangrattato]通常は、固いパンをオリーブオイルで炒め、からからになる迄煎ることが多いです。 イワシのシチリア風パスタにトッピングするのが定番のシチリアの調味料(マディカ・アトゥラータ|Muddica Atturra ... [詳細解説へ]
読み方:パンガラッタート
レモン[limone]読み方:リモーネ
分類:柑橘類
唐辛子[peperoncino]読み方:ペペロンチーノ
分類:香辛料
[sale]料理の味付けやパスタの茹で湯に使用する基本的な調味料です。

玉ねぎ[cipolla]読み方:チポーラ
分類:香味野菜
胡椒[pepe]読み方:ペペ
分類:香辛料
苦瓜[melone amaro]苦瓜(melone amaro)は、日本ではゴーヤの名でもよく知られるウリ科の野菜です。特に沖縄料理で広く使われ、独特の強い苦味が特徴です。イタリアやヨーロッパでは一般的な食材ではありませんが、アジア ... [詳細解説へ]


このページのURLをコピーする

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

Articolo correlato